社名に含まれている『田尻』とは、
中世肥後の国(現在の熊本)の国衆の裔と言われ、
江戸時代安永年間より医家となり
家伝薬として漢宝丸と立花振薬をこれまで伝えてきた田尻家が
由来となっております。

薬の記録として、江戸時代、
療治を行っていた資料の中にこのような記録があります。

文政10年(1827年)「治験三條」を記す…
                                  内『婦人十九』は癩病でそれを治療した話有。
                                  妊婦が暑さのために『堕胎』、そのご癩病の症状がでる。
                                  (中略)幸いに治癩薬有。製法を口伝えし、
                                  30日間飲ませたら、発班も徐々に消え、30余日後に全快した。
                                  翌年には男子供を産んだ。再発はなし。 文政10年(1827年)「治験三條」を記す…
                                  内『婦人十九』は癩病でそれを治療した話有。
                                  妊婦が暑さのために『堕胎』、そのご癩病の症状がでる。
                                  (中略)幸いに治癩薬有。製法を口伝えし、
                                  30日間飲ませたら、発班も徐々に消え、30余日後に全快した。
                                  翌年には男子供を産んだ。再発はなし。

他の医者が自分では治せないと頼んできた難病を治した記録が
公文書に残っています。江戸時代には、他藩からも治療を頼まれたり、
唐津藩命で草場見節が田尻家に修行にくるなど、
特に産婦人科では国中(熊本藩)で特出した評価を得ておりました。

昭和47年、国より家伝薬『立花振薬』、
『田尻漢宝丸』の製造販売許可を受け『田尻製薬有限会社』を設立。

平成27年、『株式会社田尻300年製薬』は、
この家伝薬の製造販売を引き継ぎ、
人々の健康と幸せのお手伝いに繋がるように漢方薬のみならず
健康食品等の製造販売を開始いたしました。

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